水について「六分子構造水は万能薬」

 水に関して何が真実であるが最終的な結論はまだ出ているわけではありません。しかし、いままでに多かった質問に私なりにお答えしていきます。波動水、情報水、情報磁場水、気功水、アルカリイオン水、還元水、磁場水、電子水、超音波水、πウォーター、一量体水、FFC水(二価三価鉄塩水)、六分子構造水について述べます(40回45回参照)。
 おおむね波動水、情報水、情報磁場水、気功水は方法は異なりますが、ほぼ同じものと考えてよいでしょう。米国のロナルド・J・ウェインストック氏がMRA(共鳴磁場分析器)を発明し、人間のそれぞれの器官の細胞はどのような共鳴パターンを持っているのか特定されてきています。MRAを用いて特定の目的に対して対応する共鳴パターンを共鳴磁場水に転写、保持させてそれを飲用することによって、自己治癒能力を高めるのを目的としているようです。しかし、MRAはサトルエネルギー学会が機械を分解して回路を調べたところ、共鳴パターンではなく電圧差であることが判明いたしました。
 気功水は気を最も吸収し保持する水といわれ気功士が気を入れます。しかし、今のところ根拠は不明ですが効果があった例が報告されています。
 アルカリイオン水はpHが7.0以上のアルカリ性を示す水で、おおむねpH9以上あるため胃液を薄めたり、また素通りしたアルカリイオン水が腸の細菌バランスを崩す可能性があり、pH7.4から8.0以内のアルカリイオン水にして飲用するのがよいでしょう。我々の血液のpHは7.3か7.4に厳しくコントロールされており、0.1狂っても死に至らしめるものであり、アルカリ性が良いというのは、あくまで0.1の範囲内での話です。pH9以上のアルカリイオン水を飲み続けることはあまり感心できることではありません。
 還元水は酸化還元電位がマイナスの水です。それに加えてpHが7.3から8.0の弱アルカリ性であれば、血液の恒常性の維持と活性酸素の除去に大いに役立つ良い水だと思います。
 磁場水、電子水、超音波水、πウォーター、一量体水は物理的に水のクラスターサイズを小さくした水といえます。FFC水は化学的にクラスターを小さくした水といえます。とくにFFC水について多くの質問が寄せられましたので、少し触れておきます。考案されたのは名古屋大学農学部の山下昭治博士で、ある特殊な方法で二価三価鉄塩を超微量溶解させ水のクラスターを小さくした水です。確かに植物において成長が良くなるなどの良い効果が認められます。
 しかし同じ土地にネギ、ゴマ、ニンジン、カボチャ、トマトなどの植物を栽培しても、それぞれ固有のミネラルやビタミン栄養素の含有量になります。つまり、植物には、毛根の先に自己に必要な栄養分やミネラルを摂取する情報収集能力があるということです。人間の胃や腸にはそれを選別できる能力はなく、分子量が小さければ何でも吸収します。これは大きな違いで、動物と植物を同じレベルで考えてはいけないことを示唆しています。
 また、二価三価鉄は酸化と還元が同時に存在する不可思議な現象で、太古の地球に存在したともいわれますが、本来自然に存在することが難しいはずです。さらに、FFC水をはじめ一量体水、磁場水、電子水、超音波水、πウォーターなどの水のクラスターサイズが小さすぎる水は、集散離合のスピードが増し遺伝子レベルの傷害を引き起こす可能性は否定できません。FFC水は元々農業に役立てるために考案されたもので、人体が摂取して植物と同じような良い結果が得られると考えるのは早計過ぎるかも知れません。
 六分子構造水は、韓国科学技術院教授の全武植博士の考えを要約しますと、この水を飲むことにより健康になるし、およそあらゆる病気を改善する力を秘めている可能性があると結論しています。
 水の分子間構造はHO分子が多く集まって、ある規則のもとに一定の関係を保ったグループが集合しています。これはあたかもHOがブドウの房状に集まって見えるのでクラスターと呼びます。つまり(HO)nという特定の構造を有する会合体となっていることです。磁場水やFFC水などは(HO)から(HO)の状態と考えられます。とくに水分子が6個集合したもの(HO)を六分子構造水と呼びます。水分子6個が環状に連なったときの構造がもっとも自然で安定的であると全博士は考えられています。
 六分子構造水の特徴として、個人によって体内の六分子構造水保有量で反応が異なると考えられますが、飲用し始めますと、約1日から7日で下痢をしたり、反対に便秘をしたり、軟便になったり、おならがやたらと出たり、グリーン色の宿便が出たりしながら普通の便になっていき体調が良くなっていきます。人によっては半年以上かかることもあります。
 六分子構造水以外の水ではそのような変化は起こりませんし、一般的には宿便を出すためには1~3カ月の断食が必要といわれます。また、宿便を探すためにファイバースコープで肛門から覗いても宿便が診られません。宿便の正体は大腸にあるのではないのです。赤血球にはポルフィリン環の真ん中に鉄のあるヘモグロビン色素があり赤く見えますが、このヘモグロビン中の鉄が何らかの誤操作によりマグネシウムと置き替わり、グリーン色のクロロフィルに変化し血液とともに流れており、これが体調を崩す大きな原因の1つだと私は考えています(55回参照)。
 つまり、六分子構造水はこのクロロフィルを体外に排泄する作用がある可能性があるのです。構造水を飲んで体調が良くなったといわれる人の多くは、多かれ少なかれグリーン色の宿便が出てきます。ミネラルバランスがよく、還元電位の低い六分子構造水を飲用されることをお勧めします。次回はアトピーについて述べる予定でいます。

mn76