日刊ゲンダイ 記事「宮岸洋明が足で探したやるならコレだ」

■健康取材17年「宮川洋明が足で探したやるならコレだ」181

 体内で静電気が起こり、それが病気の原因になっていると言われたら、驚かれるだろうか。
 この「体内静電気」の危険性を指摘しているのが、昭和大学医学部客員教授の堀泰典氏だ。
 静電気というと乾燥時に起こりやすいというイメージがある。だが、雷のもととなる静電気が発生する場所は湿度が高い雲だ。
「われわれ人間の体も水分が70~80%を占め、湿度が高い状態です。しかも静電気を保有する空気や脂肪が大量にあります。これらのことから、体内静電気があって当然。ないと考えるのには無理があるのです」(堀氏)
 体内静電気の悪影響を最も受けやすいのは、赤血球だという。
「血液は大変な速度で体内を循環しています。その際、赤血球と血管、または赤血球同士がこすれ合って静電気が発生し、ドロドロ血液になってしまうのです。特に血流量の多い脳で静電気が起きやすく、アルツハイマー病やうつ病、薄毛などの原因になっていると考えています」(堀氏)
 さらに脳に限らず、生活習慣病なども体内静電気が原因だと堀氏は言う。この体内静電気を体内から追い出す方法は?
「簡単です。1日1回、裸足で砂や土の上を歩くのです。土など水分や湿度のあるものに触れると、静電気はそちらに流れていくので、体内静電気は抜けます」
 これを実践したT氏は、40日ほどで薄毛が改善され、頭皮に産毛が生え始め、体調もよくなった。
 病気という落雷を防ぐためにも、この時季なら浜辺を裸足でGO!

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