中部経済新聞にネックレスについて記事掲載

■赤外線と微振動発生 自己免疫力高め疾病予防へ
 医学・歯学博士堀泰典氏がネックレス開発

 赤外線とマイクロバイブレーションを体の各部にあてることで全身を活性化させる健康関連グッズが話題を呼んでいるが、同じ原理を利用したネックレスがこのほど開発され、9月1日から発売された。医学・歯学博士の堀泰典氏が開発した商品で、首周りの筋肉や細胞のほか胸骨下の胸腺も刺激することにより自己免疫力を高め、さまざまな疾病の予防に効果があると期待されている。この健康ネックレスは意匠登録を申請しているが、これまでの指輪やブレスレット、イヤリングなど、同氏が開発した一連の商品群(ドクター・サンシリーズ)の8つ目になる。「すでにサンプル品を試供し、体調が良くなったと喜んでもらっています」と話す堀博士にインタビューし、自己免疫機能の仕組みなどについてまとめた。

 近年、死因の第1位が悪性腫瘍であることはよく知られている。ガンは約9年かかりサイコロ大の大きさに成長するが、その後の生育や転移も早い。早期発見ができなければ死にいたるケースが多いのはこのためである。
 そこで、ガンを克服するうえで強い関心を集めているのが細胞のアポトーシス。アポトーシスの異常が難病の大きな要因の一つとして指摘され、ガン免疫強化によるガン細胞の死(つまりアポトーシス)が注目されているわけである。
 アポトーシスとはオタマジャクシがカエルになるとき、不用になった尾が吸収されるなどの細胞の自発的、すなわち積極的な死のことをいう。
 生物は器官を造る過程において、過剰に細胞を作る。シナプスの形成、恒常性の維持、免疫系の多様性、特異性の獲得など速やかに行うためである。例えば免疫系の防御機能獲得には異常細胞の除去が必要不可欠であり、余分な細胞をアポトーシス機能で後から除去し調整している。
 免疫細胞は自己と非自己を区別し、非自己を攻撃し死滅させる細胞であり、主なものはリンパ球である。リンパ球は造血幹細胞から分化し、加齢に伴い萎縮する胸腺という教育機関を経るTリンパ球と咽頭扁桃リンパ輪、虫垂、パンクレアスを経るBリンパ球の二種類がある。
 Tリンパ球は胸腺で自己に反応するものはアポトーシスにより除去され、異物にのみ反応するように教育されたTリンパ球だけが成熟し末梢に放出される。また、Bリンパ球も同様である。
 ただ、教育機関で唯一、外気に触れる咽頭扁桃リンパ輪は自律神経束の通り道でもあり、腹部側の筋肉疲労により下顎(あご)が引かれ開口し口呼吸に陥ると、直接的に外気の刺激を受け、細菌に感染しやすくなる。この結果、自律神経の衰弱やBリンパ球のアポトーシスを狂わすことになる。
 つまり、免疫細胞の教育機関に異常を来すと、正常組織が攻撃を受ける自己免疫疾患に陥ったり、その反対に自己が悪性化したために、非自己として認識しにくいガン細胞を見逃したりすることになる。
 そこで免疫系を強化するには◆鼻呼吸を行い、歯磨き、うがい、鼻腔洗浄を併用して咽頭扁桃リンパ輪の外気刺激や感染を防ぐ◆胸部筋肉のマッサージや指圧、瀉(しゃ)血、吸引などで筋肉疲労を取り、加齢にともなう胸腺の萎縮を軽減させ、残った胸腺に栄養を十分に送り、最大に機能させることなどが大切といえる。
 今回、開発されたネックレスは赤外線(波長8-12μm)を輻射する物質(日、中、独、仏、英で特許取得済み)を埋め込みリング状にデザインし、赤外線とともに毎秒180Hzの微振動(マイクロバイブレーション)も発生させ、深部にまで伝達させる構造にしたもので、この2つの働きで体の組織全体が活性化される。
 しかも、ネックレスの先端部分に余裕をもたせ下部に垂らすため、首の周辺だけでなく胸骨下の胸腺まで微振動が伝わり、ガン免疫(Tリンパ球)をはじめとする免疫の活性化を図る構造になっている。
 このほかの特徴は次の通り。

  1. 腹部側筋肉を弛緩させ鼻呼吸にし咽頭扁桃リンパ輪を正常(Bリンパ球)にし、かつ自律神経や無呼吸症候群などを正常にする構造をしている。
  2. バイブレーションが筋肉の微振動に干渉や共鳴を与え筋弛緩や蠕動運動の改善をし、体温の生産をする。
  3. バイブレーションや赤外線の働きで体液を振動させ運搬能を向上させることで血圧の安定、糖尿病の軽減が図れるほか、脳こうそくや脳いっ血、狭心症、心筋こうそくなどの予防と改善が期待できる。
  4. 好転反応はあるが安全で副作用がなく、半永久的に使用できる。

 すでにバイブレーション理論は学会発表され、健康を回復した人が多数に及んでいるという。

ck