中部経済新聞に六員環構造水「二十一代目・六左衛門」発売の記事掲載

■サンジルシ醸造 ミネラルウォーターに参入
 みそ、しょうゆの老舗メーカー、サンジルシ醸造(本社桑名市明正通、佐藤強社長)はミネラルウォーターの製造、販売事業に参入した。いなべ市藤原町の湧水を本社工場のプラントで処理し、ミネラル成分はそのままに、まろやかで吸収性に優れた飲料水に加工する。体内の不要物を排出する効果もあるといい、同社では「健康志向にマッチした新しいタイプのミネラルウォーター」として、百貨店やスーパー、ドラッグストアなどで販売する。(桑名・春田昭継)

■老廃物排出に効果
 いなべ市の湧水活用 健康志向にマッチ

 発売したミネラルウォーターの商品名は、「六員環構造水 二十一代目・六左衛門(ろくざえもん)」。
 「六員環構造水」とは、医学博士の堀泰典氏(昭和大学医学部兼任講師)の研究から生まれた、分子が六角形に並んだ水の状態を示す。この構造にあると水は浸透力が増すため、素早く体内に吸収されるほか、宿便など体内の老廃物を排出しやすい。また、水自体の「おいしさ」に加えて、料理に使用しても、素材への浸透が早いため、うまみをより引き出すという。
 本社工場に導入したプラントで、採取した自然水に物理的な力を加えて、理想的な「六員環構造水」をつくる。同プラントは1日(24時間)12tの処理能力がある。
 サンジルシ醸造では、みそ、しょうゆの需要拡大が期待できない中、消費者の健康志向に合致した新しい事業を模索。そこで「六員環構造水」に出会い、堀氏の全面的な指導により事業化した。
 商品は500ml入り(198円)と、2L入り(598円)の2タイプを用意。当面、年間1億2000万円の売上高を目指している。

ck