中部経済新聞にクレッシェンス化粧品設立の記事掲載

■無添加化粧品を発売
 化粧品販売のクレッシェンス化粧品(本社四日市市泊町6-8、山口成隆支配人)は10日、アトピーや美白に効果があるとされる化粧品シリーズ「アクションQ」の販売を始める。食品や体内に含まれる脂質や尿素、ミネラルなど自然成分だけを原材料に使い、無添加、無香料で仕上げるのが特徴。個人を中心に代理店契約を結ぶ販売形式を採用し、カタログや口コミによるネットワーク化で販促に努める。

 アクションQシリーズは、洗顔石けん(8,000円)、クレンジングローション(12,000円)、化粧水(同)、美容液(18,000円)の4点。添加物を一切使用しないため、使用期間は30~45日と短く、ボトル容量もそれに合わせた。
 高分子構造の洗顔石けんを除き、3点の商品はすべて低分子構造にした。細胞の中に浸透しやすい構造にしたことで、紫外線によりできた皮膚のシミを形成するメラニン色素を分解する効果が生まれるという。
 鈴鹿市の歯科医院、あさひ歯科の堀泰典院長が開発し、玉てばこ(本社四日市市泊町、堀泰司社長)が昭和54年から試験的に製造に着手。3年間実施したモニタリングの結果を受け、今年9月に販社のクレッシェンス化粧品を設立した。発売に先立ち今月9日には、大阪国際会議場で代理店希望者1千人余りを集めて説明会を開催する。説明会では、国内外で販売されている美白化粧品をすべて集め、自社製品との比較実験の結果も公開する。
 歯科医としてでなく、科学に基づく様々な治療を行う堀院長は、これまでに遠赤外線を発生させるリングや六員環構造水などを独自に開発してきた。今回の化粧水を多くのアトピー患者にテスト的に使用してもらったところ、半年以内で症状はなくなったという。
 発売に伴い、玉てばこも量産化の態勢も検討する。無添加により製造とともに商品の劣化が進むため、代理店からの受注状況を確認したうえで、工場の生産ラインも増設する考えだ。

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