三重県保険医新聞に国連支援交流財団についての記事掲載

■国連を通して、世界の人々に幸せを
 私は、去る1998年4月1日、国連支援交流財団(FSUN,本部ニューヨーク)特別顧問に就任いたしました。国連支援交流財団とは、ECOSOC(国連経済社会理事会)の「全般的協議的地位」のNGO(非政府組織・旧名カテゴリー1)で、世界16カ国で活動し、国連各機関と積極的に交流、提案し、意見を述べ関心を表明する資格を持っています。特別顧問には私の他に、明石康氏や二階堂進氏らが就任しております。財団の活動費は、財団員を始めとし、皆様からの善意のみによって運営されており、利益は一切得ておりません。国家、政党、男女、人種、宗教等の差を超えて活動している団体で、人類の繁栄と平和のため、国連憲章に基づいて国際的な交流を推進する国際機関で、国連のシンボルマークの使用が認められている唯一の機関です。当財団の組織には日本国会議員連盟があり、約300名の衆参国会議員の方々が加盟しています。主な活動内容としては、アジアを拠点とし、カンボジア救援を中心に、広い意味での教育を通じて、世界の恵まれない人々の育成や自立を支援しております。カンボジアへの義足工場や職業訓練校、医療施設、学校校舎等の寄贈、建設、運営などもその活動の一環です。また、プロスト・ガリ奨学金の授与、国際国会議員会議の主催等も行っています。さてこの度、この財団の活動の一環として、私が発起人となり、「FSUNドリームバンク育英基金」を設立いたしました。この基金は、夢を持った世界の恵まれない青少年や、身体にハンディをお持ちの方々のお手伝いをさせていただくことを目的として設立されました。今年5月8日に発足したばかりですが、これから全国的に広く展開していく所存です。私たち日本人の大部分は、環境的にも経済的にも大変恵まれています。テレビなどで戦況に苦しむ人々や飢えにあえぐ人々を知りますが、その実情は悲惨そのものです。私たちも同じ地球に暮らす者として、わずかでもお手伝い出来ればと思います。特に我々、医療に携わる者としては……?
 善意ある先生方のお心をお待ちいたしております。
 (この基金へのご寄付は、免税の対象となります。所得額により免税額は異なりますので、税理士にご相談下さい。)

mhs