夕刊フジに第14回日本歯科東洋医学会学術大会研究発表、及び、北京医科大の改善率に関する実験結果の記事掲載

■ツボに作用して、狭心症や心筋梗塞に絶大効果

 昨秋の日本歯科東洋医学会で発表された「遠赤外線指輪」が、心筋梗塞や狭心症に効果があると話題になっているが、新たに脳波にも大きな影響をもつことが大学研究室の結果でわかった。一体、この指輪がどんな効果をもたらすのか。

■顎関節症併発でニトロ使用の女性が急速改善
 三重県鈴鹿市の歯科医師、堀泰典・あさひ歯科院長(41)。堀医師は「がく関節症」治療および咬合理論の世界的権威。
 堀氏は、顎関節症の患者に高血圧や狭心症などの症状を抱えている人が多いことから、抜歯時に血圧をコントロールする方法を研究、遠赤外線指輪「サンリング」の開発に至った。
 学術大会で発表した症例は、狭心症を併発している顎関節症の女性患者。発作で倒れ、2カ月入院。退院後は1日数回、ニトロを舌下で使用。この患者に「サンリング」を装着したところ、顎関節症、狭心症ともに症状が急速に改善され、現在では、ニトロを使用しなくてよくなった。

■実験では症状改善率は96.3%
 堀医師は、中国の最高権威である北京大学医科大学口腔医学院の章魁華教授らの協力を得て、同大学で3,369人の被験者に対して、「サンリング」を2週間にわたって実験。
 この結果動悸857人、不眠症855人、高血圧598人など、24例にわたり、症状改善率が96.3%という好結果が得られた。「遠赤外線でも、人体に最もよく浸透するのは、4~14µmの育成光という波長の電磁波。これを選択的に平均93%以上の効率で放射する赤外線物質を開発・使用したことが、従来の遠赤外線治療とはまったく違う点です。」
 この指輪は、自分の体温や気温をエネルギー源として、電磁波を発生させ、中医学でいう経絡(ツボなど)や経絡の通る指に作用させ、末しょう局所を活性化される。
 「4~14μmの電磁波が、体内の水成分であるクラスターサイズを細分化してくれるのです。」
 クラスターとは、複数のイオン、原子、分子などが結合してできるブドウ房状になっている水の集まり。単位はHz(ヘルツ)で、振動数が小さいほど動きが活発化、血管中のクラスター間のカルシウムやブドウ糖などが流れやすくなる。
 「若いときはクラスターサイズは小さいが、次第に大きくなり、栄養物質が流れにくくなる。体液や血液の循環が悪くなるんです。」
 堀医師は、指輪を装着し、自身の尿中のクラスターサイズをNMR(核磁気共鳴装置)で計測した。通常、尿中では300~600Hzだが、指輪装着後1カ月で60Hz以下に分解されていた。
 「つまり、血液やリンパ液などがさらさらの状態になり、体液循環がスムーズになる。また、クラスターサイズの小さい水は、細胞内に取り込みやすくなるので、細胞が活性化され、細胞や血管壁は丈夫になり、血圧低下や心筋梗塞、狭心症は起こりにくくなる。」
 また、「一度細分化されたクラスターサイズは大きくなりにくくなる。だから、循環器系疾患の確実な予防・改善が示唆できるのでは。」と堀氏。
 指輪は装着する指の位置により、効果が異なる。循環器系疾患の場合、心肺機能向上の効果のある手の親指・小指など。インスリンを使用する糖尿病患者が、装着した途端、急激な低血糖を起こして倒れる場合があるが、装着を続けているとインスリンの量は3分の1以下に確実に減っていくという。
 この遠赤外線指輪が、脳波にも影響を与えるという、驚くべき実験結果が出たのだ。(つづく)

ck