祥伝社「からだにいいこと」2016年3月号に記事掲載

医師が見極め方、教えます。
効く健康法 危ない健康法
「この食べ物がイイらしい」「あの運動が効くらしい」。昔々から伝わる方法から最新流行のメソッドまで、世の中には「健康法」がいっぱい。本当にいいモノもあるけど、逆に体に悪いモノもあったり。その見分け方を医師が徹底解説します!

■「体内静電気」を抜いて血管老化を防ぐ!
 アトピー性皮膚炎やアルツハイマー病など、治療の難しい病気を治すことで多くの患者に信頼される医師、堀泰典先生。先生が健康になる近道と太鼓判を押すのが、体内の「静電気抜き」なのです。

■体は精密機器のように「電気」でダメージを受ける
 ドアノブに触れたとき、パチッ!と痛い静電気。実は私たちの体内でも発生していて「これを抜くことで病気や老化を防ぎ、健康になれる」と堀泰典先生は断言します。
 先生がそれに気づいたきっかけは、パソコンのトラブルでした。
「パソコンには静電気によって電子部品が壊れるトラブルがあります。しかし、人体はパソコンよりデリケート。ならば静電気が悪影響を与えているのではないかと考え、研究を始めたのです。」
 今では治療で「静電気抜き」を行うことで、生活習慣病、認知症、うつから肌荒れ、むくみにまで成果をあげているといいます。

■日々の「静電気抜き」で細胞が元気になる。
 物が動いて摩擦が起こる場所には必ず静電気が発生します。体内でも血が通る血管や、食べ物が通る消化管の中では静電気が発生。また、偏った生活習慣やストレスでも増えていきます。
「落雷で命を落とすことがあるように、静電気に感電することで、細胞はじわじわとダメージを受け続けます。これが病気を生み出し、老化を早めるのです。」
 静電気はどうしても発生するものですが、大切なのは、ためないこと。
「日常生活の中で、簡単に静電気は抜くことができます。積極的に抜いて、若さと健康をキープしましょう。」

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