健康 特集別冊付録「体内静電気を抜けば糖尿病、アトピー、アルツハイマーも怖くない!」

体の中で起きている「落雷」がさまざまな不調の原因だった
【体内静電気】を抜けば糖尿病、アトピー、アルツハイマーも怖くない!
髪が生えた! うつ病がよくなった! 驚きの体験談が続々
体内静電気を抜く簡単な方法とは?
医学博士・昭和大学医学部客員教授 堀泰典
「健康」2010年11月号第2付録

【体内静電気】を抜けば糖尿病、アトピー、アルツハイマーも怖くない!──(目次)

■理論
●体の中で落雷と同じ現象が起こっている! 【体内静電気】こそが不調を起こす原因だった
●【体内静電気】の体に及ぼす毒性は猛毒であるフグやサソリの毒と同じ! うつ病やパニック障害の原因にも
 など4項目

■体験談
●20年も悩んだアトピー性皮膚炎が【体内静電気】を抜いたら1年半で治り、お化粧もできるように!
●【体内静電気】を抜いたら、3カ月間まったく治らなかった顔の湿疹が16時間で消えて驚いた!
 など7項目

■抜く方法
●活性酸素を作るもととなるばかりか、ガンや老化の原因となる【体内静電気】。活性酸素と組めば、現代病を起こす現況に
●【体内静電気】をためない理想の睡眠時間は7時間。長時間寝る場合はときどき起きて手を洗うといい
 など4項目

理論 体の中で落雷と同じ現象が起こっている! 【体内静電気】こそが不調を起こす原因だった

物が動くところには必ず静電気が発生する

 ドアノブに触れようとしてパチッと痛みを感じる──これが静電気のいたずらであることは誰もが知っています。
 この「パチッ」とくる静電気は「体表静電気」といって、セーターを着たとき、カーペットの上を歩いたときなどに、体の表面に静電気がたまり、一気に放電するもの。ひどいときには指先に火傷を作るときもあります。この放電現象を起こすには、少なくとも3万~4万ボルトの電圧がいるといいます。
 しかし、この「体表静電気」と私のいう【体内静電気】では性質が少し異なります。
 【体内静電気】は、簡単にいえば、血液が血管を流れるときに、血管壁と赤血球がこすれ合ったり、赤血球同士がぶつかり合うなどして発生する静電気のことです。しかし、【体内静電気】の発生場所はここだけではありません。
 静電気というものは、物が動くところには必ず発生するものですから、例えばリンパ管の中をリンパ液が流れても、呼吸をしても、心臓が鼓動しても、消化管を食べ物が通っても、【体内静電気】は必ず発生しているのです。
 この【体内静電気】が体内で発生し、血流を阻害してさまざまな体調不良の原因になるとは、これまで意識されてきませんでした。

【体内静電気】が体内で落雷を起こしている!?

 みなさんの中には、晴れて乾燥した日にパチッという「体表静電気」がよく起こるというイメージがあると思います。
 それなのになぜ、水分だらけの体の中で静電気が発生するのか? と疑問に思うのは当然でしよう。しかし現実には、湿度が高い日でも静電気は発生しています。パチッとならないのは、静電気が水分を含む大気中に穏やかに放出されているだけのこと。つまり、放電のしかたが異なるだけで、湿度の高低に関係なく静電気は常に発生しているのです。
 その一番よい例が「雷」でしよう。雷は、いわば静電気の大親分のようなものだと思ってください。本来、空気が絶縁体となるのですが、非常に強い電気を帯びている場合は、この絶縁層を破って電気が流れます。みなさんもよく知っている落雷は、雷雲がためている電気が、局所的に空気の絶縁耐圧を超えて地表に流れる巨大な静電気放電のひとつなのです。
 雷のもととなる静電気の発生元は雷雲であり、雷雲のもとは水蒸気です。雷雲の中は、水が凍ってできた小さな氷の粒が集まってできたアラレです。
 これらが激しくぶつかり合った久周囲の空気とこすれ合ったりし、その摩擦によって静電気が発生します。雷が発生する雷雲の中は湿度が100%に近く、雨を伴うことが多いのです。
 そこでも、雷という静電気が発生しているのですから、60~70%が水分といわれている人体で静電気が発生しても不思議ではありません。むしろ、発生しないと考えるほうが不自然なのです。
 しかも人体には、空気と同様の絶縁体になり得る脂質やグリセリンがたくさんありますから、体のあちこちに静電気がたまってしまうのは当然のことでしよう。つまり私たちの体内では、静電気によって常に「落雷」が起こっていると考えてもおかしくはありません。
 つまり私たちは常日頃から、静電気と決して離れられない生活を送っているということなのです。

理論 【体内静電気】の体に及ぼす毒性は猛毒であるフグやサソリの毒と同じ! うつ病やパニック障害の原因にも

フグやサソリ毒は細胞を直撃する猛毒

 体内に静電気がたまると、さまざまな体調不良を引き起こすと同時に「毒性」という二次的な弊害も起きてしまいます。この【体内静電気】の毒性はフグやサソリの毒とほぼ同じメカニズムなのです。
 専門的な話になりますが、毒の作用を理解するため、細胞のことを少し説明しましよう。細胞が正常に働いている場合、細胞内にあるカリウムイオンと細胞外にあるナトリウムイオンが絶妙のバランスで細胞の内外を行き来しながら、約100mVの活動電位(細胞がエネルギーを得る電位)を発生させ、それによって神経細胞なら情報を伝達し、ほかの細胞はエネルギーを生み出しています。
 フグ毒の「テトロドトキシン」は青酸カリの約850倍の毒性を持ち、体内に入ると細胞は急激に死んでしまいます。テトロドトキシンがナトリウムイオンの出入口を遮断してしまうからです。
 すると、神経細胞は情報を伝達するための電位が作れなくなり、ほかの細胞はエネルギーを作り出せなくなって、体が麻庫して動けなくなってしまい、やがては死に至るわけです。
 一方、サソリの毒の「カリブドトキシン」は、ナトリウムイオンの出入口を開けっばなしにしてしまう作用があります。すると、細胞内にナトリウムイオンが大量に流れ込み、細胞内外のイオンバランスが急激に崩れて、神経細胞では異常な電位が発生し、神経回路がショートしてしまいます。そして、フグ毒と同じように体が麻庫し、死に至るのです。

【体内静電気】は慢性的な毒性で細胞を冒していく

 実は、体の中に静電気がたまると、細胞にこれらと同じような猛毒的な作用が働いてしまっのです。
 もちろん、フグやサソリの毒のように急激な毒性を発揮するわけではありませんが、ジワジワと細胞を弱らせていく点では、慢性的な毒性あるといえます。
 【体内静電気】が細胞に及ぼす影響について説明しておきましよう。静電気を帯びている物同士は、磁石のS極とN極のように「反発する」力と「引き合う」力を持っており、これが神経伝達トラブルの要因になることがあります。
 例えば、細胞膜の外側がプラスに帯電した場合、そこにはやはりプラスの電荷を持つナトリウムイオンがあります。プラス同士ですから当然反発し合うため、ナトリウムイオンが細胞膜に近づかなくなってしまいます。
 つまり、フグ毒が起こすナトリウムの出入口を遮断させる現象と同じ状態になるということ。
 もちろん、フグ毒のように激しく遮断するわけではないので、すぐには命に関わりませんが、体のだるさといった形で悪影響が出てきます。また、逆にマイナスに帯電したときにはサソリ毒と同じような現象が起こってくるのです。
 私は、うつ病、パニック障害のような神経の病気は、【体内静電気】の影響によって神経細胞が次第にダメージを受け、誤作動を起こす可能性も考慮しなければならないと考えています。
 これによって動脈硬化や神経伝達異常が発生するメカニズムがあることを知っておいてください。

理論 【体内静電気】は体内でも特に脳の中にたまりやすく、難病のアルツハイマーの原因にもなる

体内の血液が流れる速度は時速600万km!?

 では、【体内静電気】は、どうやって体内にたまるのでしょう? 原因を理解していただくため、少し血管の話をしましょう。
 私たちの体の中を巡っている血管すべてを1本に延ばしたら、約10万km、地球を2周半する長さだといわれています。そしてこの血管の中を流れている血液は、心臓から全身に送られます。
 心臓は1分間に男性で60~70程度、女性で65~75程度の心拍数です。平均で約70回打つと考え、また、1回の拍動で平均約70mlの血液が心臓から送り出されるので、心臓は、1分間に約4.9Lの血液を送り出す計算になります。
 これは全身を循環している血液とほぼ同じ量です。ということは、血液は約1分で全身を巡ってくるということになります。分速で10万km、時速にして600万km。約24秒で地球を1周してしまう速さです。
 これは、あくまでも血管を1本につないだと仮定して計算した数字です。実際に、血液が体内を時速600万kmで流れているわけではありません。血管が2つに分かれればスピードは半分になり、さらに2つに分かれれば4分の1と、血管が分かれるたびにスピードは減速していきます。血管は無数に分かれているので、見かけの上では人が歩くよりもゆっくりした速度で血液は流れているのです。

【体内静電気】は脳の中で一番発生しやすい

 ここで考えなければならないのは、運動エネルギーが膨大になるほど【体内静電気】が多く発生する、ということです。
 神様は、血管を無数に枝分かれさせることによって、運動エネルギーをできるだけ少なくし、静電気が発生しにくいように人体を設計したのかもしれません。しかしそれでも、四六時中とめどもなく流れる血液が血管とこすれることにより、静電気が大量に発生しているのはまちがいないことです。
 【体内静電気】は、血液が速くたくさん流れるところ、または血液がドロドロになっているところにより多く発生します。
 特に静電気が発生しやすいのは、たくさんの血液を必要とする「脳」の中です。脳の神経細胞の先端は尖っていて、まるで避雷針のように静電気が落ちやすい形になっています。周囲は脂肪やグリセリンなどの絶縁体で守られているので、脳の中では常に「落雷」が起きていることになるのです。
 脳の中で落雷が起こればアルツハイマー、うつ病、パニック障害を引き起こす要因となります。ほかにも、皮膚の立毛筋ならアトピー性皮膚炎、すい臓なら糖尿病など、落雷の場所によって異なった生活習慣病や、体調不良が起こっていると考えられるのです。
 最も怖いのが、朝方に発症しやすい心筋梗塞と脳梗塞です。寝汗で血液のミネラルバランスが崩れると赤血球同士の反発力が失われ、くっつき合います。
 そこへ悪夢などによるストレスが加わると血管も収縮してしまいます。この両方が起こることによって、もともとあった狭窄部分が詰まりやすくなるので、朝方発作に襲われてしまうのです。
 就寝前にはよいことだけを考え、少しでもミネラル、ビタミン、アミノ酸などを飲んで寝るように心がけたいものです。

理論 高血圧、糖尿病などの生活習慣病のほか、花粉症などのアレルギー性の病気、パーキンソン病などの原因にも

【体内静電気】が影響しているであろう病気を思いつくまま挙げてみますと、左ページにあるくらい膨大なものになってしまいます。
 例えば、「むくみ」は万病のもとです。首がむくむと下顎が引っ張られて口呼吸になり、咽頭扇桃リンパ輪(扇桃腺やアデノイド)が直接空気にさらされ、免疫系が狂うことがあります。
 顔がむくんでも口呼吸になり、免疫系が狂います。口呼吸は免疫のバランスを崩し、病気の原因となるのです。
 呼吸は、静電気の発生を抑えるのにとても重要な要素です。
 私は25年ほど前から、口呼吸が病気の原因になっていることを訴えてきました。
 アレルギーなど免疫系の病気などは特に、口呼吸ととても深い関係にあります。
 なぜかというと、喉にはとても重要な免疫器官である咽頭扇桃リンパ輪があり、それが口呼吸で傷つくことで、免疫システムに誤作動が起こるからです。口呼吸をやめると免疫疾患が非常に軽快します。
 口呼吸を改善する方法をここでいくつか紹介しておきましょう。

  1. 全身をよく操む
  2. 首のストレッチをする
  3. 大地を素足で歩く
  4. アミノ酸・ミネラル・ビタミンをとる
  5. 【体内静電気】除去機能のある化粧品をつける
  6. おしやぶりをする
  7. 唇を閉じて紳創一骨を下唇から上唇の方向にはる
  8. 口を閉じて日頃使わないほうの歯で無糖ガムを噛む
  9. 鼻の両側と鼻の下の真ん中の部分を指で刺激する
  10. 約1%の食塩水で「あーいーうーえーおー」といいながら上を向いてうがいをする

【体内静電気】の影響によって起こり得る病気

テスト あなたは大丈夫? 【体内静電気】がたまっているか自分でわかる「蓄積度チェック」!

あらゆる病気や体調不良につながる【体内静電気】。あなたの体の中にはどれくらいたまっているでしようか?
20の質問に答えて、早速チェックしてみましよう。

【体内静電気】蓄積度チェック20

5個以上当てはまるものがあったあなたは、【体内静電気】がたまっている人

 このチェック項目に、5個以上当てはまった人は、体の中に【体内静電気】がかなりたまっているようです。知らずに放置していれば、現在の体調不良から進んで、深刻な病気の発症につながる可能陸もあるかもしれません。
 しかし何度もいうように、【体内静電気】は誰にでも自然とたまってしまうものです。ここでチェックをして自分の状態がわかれば、あとは抜けばよいのです。
 この付録の後半で、【体内静電気】を抜く方法をいくつか紹介してありますので、ぜひ今日からトライしてみましよう。
 どれも簡単な方法ですから、日常生活の中に上手に取り入れて、【体内静電気】を徹底的に抜いてしまえば、体調不良も病気の予備軍も一掃することができるでしょう。

体験談 20年も悩んだアトピー性皮膚炎が【体内静電気】を抜いたら1年半で治り、お化粧もできるように!

 私は生まれつき肌が弱く、汗をかくと皮膚がかゆくなったり、ちょっとした傷も真っ赤に化膿してしまったりということを繰り返していました。
 小学校6年生の頃からは、日光に当たっただけでも肌が炎症を起こすようになり、それがだんだんと悪化してアトピー性皮膚炎になってしまったのです。
 夏でも長袖の服を着て帽子を被るなど気をつけて、毎週皮膚科に通い、処方されたステロイド剤を塗布していました。
 しかし、いったんはきれいになるものの、しばらく経つと以前より症状がひどくなってしまいます。とうとう全身の皮膚がガサガサになって、外出するのもイヤになってしまいました。
 そんなとき、友人から堀先生を紹介してもらい、指導を受けることになったのです。
「アトピーはアレルギーではなく、皮膚の立毛筋という筋肉が心的ストレスで緊張して起こるものだと私は考えています。まずは心のストレスを取り除いてから肌のケアをして、最後に【体内静電気】を抜けばよくなりますよ」
 早速、私は堀先生の指導に従い、まずはストレス解消と【体内静電気】を抜くことを兼ねて、早朝に近所の公園の土の上を裸足で歩いたり、少し遠出をして波打ち際を裸足で歩くことを習慣にしました。
 食事は野菜中心にしてミネラルをとり【体内静電気】を除去するエッセンスを毎日つけていました。最初は皮膚から黄色い液体が出てかゆみも増し、とても辛かったのですが、1週間も経つとそれも治まり、ところどころに正常な皮膚が見えてきたのです。
 1年半経過した時点では、すっかり美肌になりました。20年も悩んでいたのが嘘のようです。

体験談 【体内静電気】を抜いたら、3カ月間まったく治らなかった顔の湿疹が16時間で消えて驚いた!

 ある日突然、顔にブツブツと小さな湿疹ができ始めました。あっという間に広がって、顔全体が真っ赤に腫れあがったときには本当に奪きました。
 すぐに皮膚科に行きましたが、「原因は不明」とのこと。一応は軟膏と飲み薬を処方してもらったものの、3カ月経過してもまったく改善の兆しは早えませんでした。
 そこで、以前から知人にすすめられていた堀先生のもとを訪ねました。すると、一波打ち際を裸足で歩けば【体内静電気】が抜けて、湿疹がよくなるよ」といわれました。そのときはまったく意味がわからないまま、堀先生と一緒に裸足で海辺を1時間ほど歩きました。そして帰り際に【体内静電気】を除去するというエッセンスをいただいたのです。
 このエッセンスは、体内にたまった【体内静電気】を中和する役割を持つ亜鉛・鉄などをイオン化し、さらにアミノ酸や尿素を溶かしたものだとか。
 就寝前にこれを顔に塗って休んだら、翌朝にはすっかり顔が元に。たった16時間で悩みが解決し、驚きです。

体験談 うがいをして手の平を土につけることで【体内静電気】が抜け、手の平の難治性の皮膚炎が治った!

「掌蹠膿疱症」とは、免疫異常によって起こる難病で、手の平や足裏に膿のような湿疹ができる皮膚炎です。
 私は4年前に突然この病気にかかり、通院を続けていたのですが、治る気配はありませんでした。
 見かねた友人の紹介で、堀先生に相談したところ、なんとその日からたった4カ月できれいに完治してしまったのです。しかも治療に一切薬を使いませんでした。
 堀先生から指導されたのは、1日3回、1%の濃度の塩水でうがいをすること、手の平を毎日土の地面につけてアースすること、【体内静電気】を除去するエッセンスを毎日手の平に塗ることだけです。
 すべて、体内に蓄積された【体内静電気】を放出するための手段だそうです。
 特にうがいは、「あーいーうーえーおー」といいながら行うことで、重要な免疫器官である「咽頭扇桃リンパ輪」という部分に塩水が届き、効果絶大とのことでした。
 この3つを習慣づけてから体調もすこぶる良好になりました。

体験談 【体内静電気】を抜いたらアルツハイマーが治り、記憶力が蘇った。会話も普通にできるように

たった2力月で母のボケ症状がなくなった

 ここでは私の母親の体験談を紹介します。
 母は81才です。昔は目から鼻に抜けるような頭脳明断な人で、切れ味爽やかな人でした。母は夜は8時に就寝、朝6時に起きる生活を60才前後から約20年以上続けています。
「あまり睡眠時間が長いとボケるよ」
 と何度もいってきましたが、一向にやめる気配はなく、毎日10~12時間も寝ているようでした。
 しかし平成18年6月25日に父が他界した直後から、母の記憶力がおかしくなっていったのです。
 財布を置いた場所を忘れることから始まり、むやみに怒り、なぜか泣くといった精神状態のアンバランスさも見えてきました。そして半年後には、外出すると自宅がわからなくなり一人で帰宅することができなくなってしまいました。
 そこで、認知症の治療で有名な先生に診ていただくと、診断は「アルツハイマー」。それも、かなり進んでいるとのことでした。今年になってからは1分たりとも母を一人にすることはできず、妻、姉、親威、私が交替で母に付き添うようになりました。

息子の私が「死んだ」と思い位牌を探していた

 6月初旬からは、なぜか息子の私が「死んだ」と思い込み、毎日仏壇に向かい「私を残して泰典が死んだ、泰典の位牌はどれや」というようになりました。
 妻から「お母さんがまた泣いている」と毎日のように携帯に連絡が入るのです。認知症の患者を一人でも抱えると本当にその家族は大変です。
 そこで私は6月下旬から、【体内静電気】を除去するエッセンスを母の頭皮に振りかけることはもちろん、母のために不眠不休で開発を急いでいたアミノ酸・ミネラル・ビタミンを配合した機能性食品を毎日9粒飲んでもらうことにしました。
 目的は、体から【体内静電気】を抜き、脳内のむくみを取り除き、血流量を増し、脳にミネラルやビタミンを行きやすくすることです。
 約1カ月が経った7月下旬、母が「泰典が死んだ」といわなくなったことに妻が気づきました。8月下旬には、感情が安定し、昨日のことを覚えている日が出てきて、家にも一人で帰れるようになりました。9月2日には、笑って食事ができる状態になり、「私は本当に幸せものだ、何不自由なく過ごさせてもらってありがとうね」
 というようになったのです。ここまで回復するのにかかった時間は約2カ月。
 そこで、母に2カ月前までの状況を話すと、
「え! 本当にそんなんやったん? 自分のことがわからんなんて情けない」
 と嘆いた後、回復したことを喜んで大粒の涙をこぼしていました。
 写真は、2010年9月3日に母が自分で髪の毛をとかし、妻と一緒に記念撮影に応じてくれた様子です。その4日後の朝には、母とまったく普通の会話を交わすことができました。私はこのときほど、「普通でいられること」のありがたさを実感したことはありません。
 その後、母は私に、
「何にも覚えてないけど、ほんまに私はえらいことになってたんやな。あんたが死んだというてたって、昨日近所の人にいわれたわ」
 といったのですが、これは前日のことを部分的にでも忘れないでいた証拠です。【体内静電気】を抜き、脳に栄養が行くようになった結果、治療困難なアルツハイマーが改善されたと思うのです。

体験談 【体内静電気】を抜いたら、やつれていくばかりだったうつ病が改善。休んでいた仕事も元気に再開

4年間うつ病を患った妻の顔に半月で笑顔が

 私の妻(57才)は8年前、ペースメーカーを入れる心臓手術を受ける直前に堀先生と偶然出会いました。
 そのとき、胸の筋肉を操みほぐす指導を受けただけで手術を免れた経験を持っています。
 その後は元気に暮らしていたのですが、4年前からなぜか突然気分が落ち込むようになってしまいました。病院に行ったところ、うつ病という診断をされたのです。
 投薬と入院で一時はよくなりましたが再発を繰り返し、当然ながら仕事も休まざるを得ない状況に陥りました。食欲がなく、慣れないながらも私が一生懸命に作った食事も喉を通らず、わずか3週間で9kgも体重が減少してしまい、どんどんやつれていくのです。
 そこで堀先生に電話で相談したところ、先生がお母さまのために開発したアミノ酸・ミネラル・ビタミンを配合した食品があるから試してみるかといわれ、その日のうちに入手しました。
 その粒を6粒飲んだ30分後に気分が落ち着きました。数時間後には久しぶりに「おいしい」と笑顔を浮かべながら食事をする妻の姿には目を見張りました。
 しかし、粒が切れて4日もすると急激に症状が戻ってしまい、堀先生に直接診ていただくことにしたのです。

【体内静電気】こそがうつ病の原因だった

 堀先生がいわれるには、「うつ病」は精神病ではなく、体型の形質変化と【体内静電気】の蓄積によって起こるひとつの症状で、薬で制御しても、これを治さない限りは再発する場合が多いとのこと。
 先生の指導どおり、体型の形質変化を整えるためにビンの中に6kgの水を入れて頭頂部に載せ、毎日3時間その場で足踏みをする運動と、【体内静電気】を除去する粒を1日6粒食べ続けました。
 すると、何と半月足らずで、すっかり症状が改善し、今では笑顔で元気に仕事にも行っています。
「粒はあくまでも食品。医食同源という言葉もあるから、食事に気をつけてバランスのよい食事をしなよ」
 といわれました。心臓で助けられ、うつ病で助けられ、堀先生には威謝の言葉もありません。
 このような体験談は目隠しすることもあるそうですが、よくなった妻の表情を見てもらうため、顔を隠さずに出ることにしました。この体験談がみなさんのお役に立てば幸いです。

体験談 日常生活でできる方法で【体内静電気】を抜いたら、薄くなっていた頭頂部に髪が生えた!

50代半ばなのに髪の毛が薄くなっていた

 私はまだ50代半ばにもかかわらず、頭全体がとても薄くなってかなり悩んでいました。
 そこで、堀先生に、ダメモトで薄毛の相談をしてみたのです。するとすぐに、
「仕事でパソコンの前に長時間座っていないか」
「TVを長く見ないか」
 と聞かれました。
 堀先生からは、
「電気製品に囲まれていると体の表面にも体内にも静電気が発生しやすくなる。特に、髪の毛というのは静電気が起こりやすく、それが毛根の脂肪にたまると、そこで落雷現象が起こり毛根が弱って毛が抜けやすくなるんだよ」
 という注意を受けました。まったくその注意どおりだったのでとても驚きました。

徹底的な【体内静電気】抜きで40日で毛が生えた

「とにかく、【体内静電気】を抜けばいい」
 とアドバイスを受けたので、私は堀先生にいわれたとおり、徹底的に努力を重ねました。
 毎日、庭に塩水をまいて、その上を裸足で歩え外出前には必ず手で土を触る。灰にした海藻を酢に漬けて飲む。
 妻に協力してもらい、食事も意識してミネラル分の豊富な野菜を中心にしたメニューにしました。シャンプーは界面活性剤が入っているものを一切使わず、堀先生が老案した石鹸に変えました。
 さらに、暇さえあれば【体内静電気】を除去するエッセンスを頭に振りかけることも忘れませんでした。
 最初は、10日経っても20日経っても変化はありませんでした。
 しかし、昔から堀先生のいうことにまちがいはなかったので、髪の毛が生えるまではあきらめないと、さらに意志を固めてひたすら続けました。
 するとどうでしよう。40日を過ぎた頃から地肌に産毛が生えだしたのです。現在は、悩みだった頭頂部の薄毛はすっかり見えなくなりました。これからも続けて、もっとフサフサにするつもりです。

体験談 小さい頃からの悩みだった大きい顔が【体内静電気】を抜いたら、みるみる小顔に変身!

小さい頃から顔の大きさが気になっていた

 私は思春期の頃から、顔が大きいことが悩みでした。
 特に最近の若い女の子たちはみんな顔が小さく、一緒に写真を撮るときなどは本当に気になってしまいます。
 20代の後半くらいから、流行の「小顔セラピー」などにときどき足を運び、手技のマッサージを受けていました。施術を受けたそのときは少し小さくなるのですが、数日すると元に戻ってしまうのです。
 そのため、しよっちゅう行かなければならず経済的にも悩みのタネ、といった感じでした。
 そんなとき、知人から
「【体内静電気】を抜くと小顔になる」
 という話を聞いて大変興味を持ちました。
 そして、幸運にも【体内静電気】の専門家である堀先生とお会いすることができました。

わずか10分で憧れの小顔になれて大感激

 堀先生は私の顔を見て、「顔がむくんでいるから大きく見えるだけのこと。難しいことをしなくても、【体内静電気】を抜けばむくみがとれて、ほんの数十秒で顔は小さくなるよ」
 とのこと。
 そこで、早速、先生に試してもらうことにしました。
 方法は、水をまいた土の上を裸足で歩き、ミネラル分をとって、【体内静電気】を除去するエッセンスを顔の上から下方向へ、また外側から内側方向へと塗っただけです。
 しかし、10分後、鏡を見てびっくりしました。
 明らかに目が大きくなり、唇の厚さも薄くなって顔全体が引き締まっているのです。
 この小顔効果を持続させるには、普段の化粧品の使い方にも注意が必要なのだそうです。
 化粧水もクリームも、顔の上から下へ、外側から内側へと、神経伝達方向を意識して塗るだけで、【体内静電気】を動かすことができるのだとか。顔を小さく、しかも若々しい肌をキープできると聞いて、それから毎日実践しています。

抜く方法 活性酸素を作るもととなるばかりか、ガンや老化の原因となる【体内静電気】。活性酸素と組めば、現代病を起こす元凶に

活性酸素と【体内静電気】のペアが現代病を起こす


 1956年、米国のネブラスカ大学の放射線生物学者であるD・ハンマー教授により、「活性酸素が成人病や老化の原因になる」と発表されました。
 それ以後、数多くの研究が行われ、現在では活性酸素がガンや生活習慣病を引き起こし、老化を促す大きな原因であるといわれています。
 しかしこの活性酸素こそ、実は【体内静電気】によっても作られてしまうもの。そして、この2つがタッグを組むことで細胞がひどく傷つけられ、現代病といわれるほとんどの病気が発生しているのです。
 もっと簡単にいえば、活性酸素や【体内静電気】が細胞のガンを引き起こす「発ガン遺伝子」に作用すればガンに、それ以外の部分に作用すれば老化になるということです。
 ガンを引き起こす「発ガン遺伝子」は、現在約200種類が発見されています。その反対に修復する「ガン抑制遺伝子」の発見は約20種です。
 ヒトの体内では、健康な人でも1日に3000~8000個のガン細胞が生まれていますが、そこに活性酸素や【体内静電気】の放電による傷害が繰り返し加わると、1個のガン細胞が居座ってしまいます。
 この1個のガン細胞が分裂を起こして増殖し、サイコロ大の初期ガン(ガン細胞1億個)として発見されるまでには、私の計算では9年以上かかると思われます。そこから3年後には急成長して、約10cm四方に成長します。
 その間にガンが転移してしまい、最終的にはガンが作り出す大量のトキソホルモンによる悪液質で命を奪われることになるのです。

食事や生活習慣を見直し、【体内静電気】を撃退する

 ガンを誘発する活性酸素や【体内静電気】は、生活習慣や食べ物によって作られてしまっものです。
 その生活習慣の最たるもののひとつに、「靴の生活」というものがあるのです。靴を履いていると地面にアースできないので、【体内静電気】は自然と体内に多くたまっていきます。
 その結果、放電量が増して発ガン遺伝子を傷つけ、ガンを引き起こす可能性が増してしまうのです。またそのときに、酸素に静電気の電圧が作用して活性酸素を生み出し、それが発ガン遺伝子以外も攻撃するため、老化現象も助長されてしまいます。
 つまり、諸悪の根源である【体内静電気】は絶対に除去しなければならないということです。
 そのために必要なものは、「アミノ酸・ミネラル・ビタミン」。アミノ酸は極性を持ち、ミネラルはイオン化して電荷を持ち、ビタミンも極性を持っているため、【体内静電気】を流しやすい状態にさせてくれるからです。
 ちなみにガン予防には下のものが必要となります。
 これらのことを考えて食事や生活習慣を見直しましょう。

ガン予防に必要な8項目

  1. SODの活性化。亜鉛、銅、マンガンが必要
  2. グルタチオンパーオキシターゼという酵素を活性化して細胞膜の酸化を防ぐ。セレニウムが必要
  3. 抗酸化物質の摂取。ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、β-カロテン、カテキンが必要
  4. DNA修復酵素の活性化。亜鉛、葉酸、マグネシウムが必要
  5. 免疫細胞を作る胸腺の働きを強化。亜鉛が必要
  6. 生き残ったガン細胞の増殖を防ぐコラーゲン生成。ビタミンC、亜鉛、ビタミンB6が必要
  7. 体内静電気を抜くためにアミノ酸、ミネラル、ビタミンが必要
  8. 素足で地面にアースする

抜く方法 【体内静電気】をためない理想の睡眠時間は7時間。長時間寝る場合はときどき起きて手を洗うといい

長く寝過ぎないこと。理想は7時間睡眠

「長時間眠ることが楽しい」という人もいれば、「年をとってよく眠れない」という人もいるなど、睡眠の時間と質は人によってさまざまです。
 では、【体内静電気】という観点から見たとき、理想の睡眠時間とは何時間くらいなのでしょうか。
 睡眠は、体を休めるために必要なことです。病気になれば、誰でも体を横にします。
 体を休めるという点ではいいのですが、寝っばなしというのは【体内静電気】の観点から見たときは、よくありません。
 なぜなら、布団の上では体が絶縁された状態になるため、【体内静電気】は抜けようがなくなってしまうからです。
 起きて外を歩いたりすれば、何かの拍子に土に触るなどして、アースする機会もあるでしよう。しかし、寝ている間は、まったくそういう機会がないので、【体内静電気】はたまりっぱなしということになります。
 そのいい例が、前述した私の母の体験談です(16~17ページ)。
 睡眠時間が長すぎるとアルツハイマー、うつ病になりやすいという記事を目にしたことがあります。
 私の理論からいえば、
「寝ている間に静電気がたまる」
 わけですから、これが至極当然のこと。
 それでも長く寝ていたい場合は、5時間おきぐらいでよいですから、起きて手を洗ったり、庭に出て土を触ったりなどして【体内静電気】を抜く必要があります。
 いったん起きてひとつまみの塩を食べるのもいいでしょう。
 しかし、できれば、睡眠時間はせいぜい7時間程度にしておいたほうがよいでしょう。

枕を北向きにした「北枕」で寝るといい

 また、就寝中に【体内静電気】をためないコツとしては、枕を北に向けて休むことです。
 日本では、遺体を北枕で寝かせる習慣があるために忌み嫌われていますが、実は健康のためにはこの「北枕」が一番なのです。
 実はこの地球自体が、大きな磁石であることをご存知でしょうか。方位磁石でN極が北、S極が南を指すのは、地球の北極がN極で、南極がS極になっているからです。
 地球上の磁力線は、南極から北極方向へ走っており、私たちはその上に身を横たえて就寝していることになります。
 体内には血液が流れており、磁力線の中を血流が横切れば、そこには電気が発生し、これが【体内静電気】のもとにもなってしまいます。
 この電気を最も発生しにくくするのが「北枕」なのです。お釈迦様が北枕なのは、この事実をご存じだったのかも知れません。
 血流が促進され、短時間でも安眠・快眠を得られるでしょう。

【体内静電気】をためない睡眠法とは

  1. 長い時間を寝過ぎない。せいぜい7時間程度にする
  2. どうしても長く寝ていたい場合は、5時間おきに起きて手を洗う、もしくは庭の土を触るなど、アースをするといい
  3. 枕を北側に向けて寝る「北枕」もおすすめ
  4. 寝っぱなしになるのではなく、いったん起きてひとつまみの塩を食べ、水を飲むのもいい。
    ※塩はミネラルが豊富なので、とると【体内静電気】が中和される働きがある。ただし、高血圧の人、心臓病の人は控えること

抜く方法 【体内静電気】を中和するミネラル豊富な自家製「灰ジュース」と「重曹の海藻スープ」

ミネラルたっぶりの食事が【体内静電気】を中和する

 体内に静電気をためないためにとるべき物質の代表は、何といっても「ミネラル」です。
 ミネラルは、血液中に入るとイオン化しますが、これらは電解質といって電気を通すものです。逆に電気を通さないブドウ糖や尿素は、非電解賢といいます。
 体に【体内静電気】が増えると、赤血球表面の電荷のバランスが崩れて赤血球同士がくっつき、血管壁に静電気がたまると、そこに水分子が引っ張られてむくみの原因になってしまいます。
 しかし、ここに適度にイオン化されたミネラルが入ると【体内静電気】が中和され、くっつき合った赤血球は離れ、血管壁に引っ張られた水分子も血流とともに流れていくのです。
 ミネラルはなるべく食べ物からとりたいものです。日本の伝統食である玄米、新鮮な野菜、海藻、魚介類、味噌、漬物などは、ミネラルが豊富で世界的にも健康食として注目されているもの。食事をこういったメニューに切り替えるだけでもかなり効果的といえます。
 中でも植物から摂取したミネラルは、特に優れた効果を発揮するものといえるでしょう。

自宅で簡単に作れる! 「灰ジュース」のすすめ

 おすすめは、自宅で簡単に作れてミネラルたっぷりの「灰ジュース」です。
 海藻を乾燥させて、真っ黒になるまでコンロなどで焼きます。それを湯通しして塩分を抜き、その後、再び加熱して、海藻で「灰」を作ります。このとき、できるだけ炭素は除き、灰色になるようにしましょう。灰は、有機質が熱で飛ばされた状態で、そのものがミネラルであり、「アルカリ性食品」そのものです。
 ですから、灰そのものを食べてもかまいません。海藻は海中汚染に敏感なので、できるだけきれいな海で集めて。草木の灰でもかまいませんが、土壌がきれいな所で採れるものを使用することです。
 その灰をお酢に入れて1カ月以上寝かせます。これを1日にさかずき1杯飲むのも効果的です。
 この場合は、酢酸亜鉛、酢酸ヨード、酢酸マグネシウムなど水に溶けやすい酢酸塩の形でミネラルを取り込むことができます。
 しかし、お酢はどこまでいってもお酢。酸化剤で老化を早める可能性が高まるので、さかずき1杯以上飲むのは厳禁。できれば、クエン酸のほうが望ましいでしょう。
 また、重曹を水に溶かして海藻を入れて炊く「重曹の海藻スープ」もおすすめです。
 作り方は、

  1. 鍋に水100ml、重曹5~7g、乾燥した海藻5gを入れる
  2. 火にかけて沸騰したら、弱火にして半量になるまで煮詰める(海藻が全部溶けなくても、十分に吸収されやすいのでOK)
  3. これを1回につき、さかずき1杯程度、前述した灰をうすめたジュースなどで10倍程度に中和させて飲む

 注意点は、このとき、アルミの鍋を使うとアルミが溶け出てしまうので、ステンレスを使うこと。
 これはアルカリ性なので、多少多めに飲んでも大丈夫。いずれの場合も、水で10倍以上に薄めて飲むことをおすすめします。
 【体内静電気】の除去に役立てるには、体内に電荷物質が必ずあるという状況を作っておくこと。【体内静電気】が発生しても、ミネラルの持つ電荷によって中和されるからです。アミノ酸やビタミンも一緒にとるとより効果的です。

抜く方法 【体内静電気】を抜く、最も簡単で効果の高い方法は、裸足で土の上を歩くこと。波打ち際ならさらに効果大

月に一度は裸足で自然と接しましよう

 【体内静電気】を手っ取り早く、最も簡単に抜く方法は、やはり裸足で土の上を歩くことです。
 昔の人々は「わらじ」で道を歩いていたので素足が土や草に触れて、自然とアースしていました。それが靴を履くようになったために【体内静電気】が抜けなくなり、現代病といわれる病気が次第に蔓延していったのでしょう。
 裸足で歩くと特によい場所は、何といっても波打ち際です。海水で濡れた砂浜を歩くと、【体内静電気】は最も抜けやすくなります。
 畑仕事やガーデニングなどで土いじりをするのも効果的です。外で土をいじる行為は気分もすっきりさせますし、植物の種を植えたり、世話をする行為は気持ちをいやしてくれるでしょう。
 魚釣り、海水浴はもちろん、岩に手を触れるだけでも【体内静電気】は抜けていきます。
 ただし、現在アトピーがある人に海水そのものは、肌にとってやや刺激が強いかもしれません。
 そのため、波打ち際などで遊ぶくらいにとどめておくといいでしょう。

土の上に塩水をまいて触る習慣もおすすめ

 これは、漏電による感電を防ぐために家庭の電化製品でも行われている「アース」の原理と同じ方法です。
 現代社会に生きている人々はみな多忙で、そんな時間はないと考える人もいるでしょう。
 しかし、そんなに忙しい毎日を送っているからこそ病気になっているという現実も知っておくべきです。
 海に行く時間がないのなら自宅の庭、マンション住まいなら敷地内の生垣や中庭などで、地面の土が出ているところを利用しましょう。
 こういう場合は、できれば土の上に塩水(ほんの少量の塩でOK)をまいてください。そして、朝の出勤時、夕方の帰宅時に必ずペタペタと触る習慣を身につけてしまいましょう。
 このように、毎日短時間でも継続して行うことで、土や海水に含まれるミネラルの持つ電荷によって【体内静電気】が中和され、くっついてしまった赤血球同士が離れてサラサラの血液を取り戻すことができます。
 一見、コンクリートだらけに見える都心でも、探せば小さい公園など、ちょっとした土のある場所はあります。そういう目で見ていくと、どんどん土のある場所を探しやすくなるでしょう。
 毎日、大地にアースをして、本来の健康体を取り戻しましょう。

毎日、簡単にアースをするには

  1. 自宅の近くでちょっとした土のある場所を見つける
  2. そこに塩水をまく。塩水は、バケツ1杯の水にひとつまみの塩で十分
  3. 出かけるときに、手の平を土にペタペタとつける。帰りにも手の平を土にペタペタつける

トピックス 体内に脂肪をため込む肥満体型の人は、たくさんの【体内静電気】をため込み、糖尿病の原因にもなる

 今や国民病ともいわれる糖尿病。糖尿病はすい臓のランゲルハンス島が作るホルモン・インスリンの分泌が少なくなったり、その働きが悪くなることで起こります。大きな原因としては食生活があります。
 糖尿病の一番の原因は、美食・飽食です。二番目は遺伝的な要素。そして、三番目の原因こそ、【体内静電気】ではないかと考えます。
 糖尿病を含む生活習慣病の原因として、「メタボリック症候群」との関連がいわれるようになりました。メタボリック症候群とは、簡単にいえば「肥満」のこと。
 体に脂肪が増えると、たくさんの【体内静電気】をため込むことになります。そこで起こる落雷は、半端なものではないでしょう。
 それがすい臓のランゲルハンス島を直撃すれば、その働きがおかしくなります。体内の落雷はどこに起こるかわかりませんが、落ちる場所によってさまざまな病気を起こします。いいかえれば、あらゆる病気が「体内静電気症候群」といっても過言ではないのです。
 糖尿病も一度なると、なかなか治すのが難しい病気です。糖尿病の治療をする、食事に気をつける、肥満を解消するなどのほか、【体内静電気】を取り除くことを私はおすすめしたいのです。
 実際、私もかなりの肥満体で、糖尿病もありました。足先もしびれていました。暖かい日には浜辺を素足で歩いて【体内静電気】を抜き、さかずき1杯の「重曹の海藻スープ」を水でうすめ毎日飲んでいたら、しびれがなくなったのです。自分の考えに満足しています。

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