健康 特集記事「不思議な指輪」

中赤外線が体の血行を促し、呼吸数が減り、精神的に落ち着いて不眠症が治る
 あさひ歯科医院院長 堀泰典

 指輪をするだけで、長い間、悩んでいた不眠症が解消され、その晩からぐっすり眠れるようになったという話を聞くと、多くの人は驚きます。でも現実に、指輪をはめてすぐに眠れたという症例はたくさんあるのです。
 5年から20年にも及んで不眠に苦しむ患者さんに薬と併用して、左手の親指と薬指に指輪をしてもらい実験した結果、108人中、106人は約1週間から2カ月の不眠の症状がなくなり、残りの2人も約6カ月で薬が必要なくなっているのです。ただし、ウツ症状がある人や、抗ウツ剤などを飲んでいるかたは効果は低いようです。
 この指輪はもともと高血圧の患者さんの歯を抜くときに、血圧を安定させたいと思って作ったものです。ところが指輪をはめていると、腰痛が治った、肩こりが治った、生理痛が治った、不眠症が解消したというように、患者さんが教えてくれるようになりました。
 理由として、まず第一に考えられることは、指輪をすると血行がよくなるということです。この指輪はカリウム、マグネシウム、ケイ素などで作られており、人間の体温によって93%以上の効率で中赤外線を放射し、指の経絡に作用させることが特徴の1つです。赤外線の中でも、とりわけ8~12µmの中赤外線は、人間の体に最もよく浸透します。その結果、体を芯からあたため、血行を促進し、よく眠れるようになったり、冷え症が改善されたりするのでしょう。女性の場合は、生理痛が治ったという報告も聞きますが、これも血行がよくなったためと考えられます。
 足湯や腰湯、指湯などを何度も繰り返し行うのと同じ効果があるのではないでしょうか。足湯や腰湯がなぜよいかというと、体の一部分を芯からあたためると、心臓に負担をかけずに、筋肉のこりを緩和し、血行をよくすることが認められているからです。
 さらに、そこに経絡が通っている場合、効果は増大します。東洋医学の考え方からいうと、親指は肺、人差指は大腸、中指は心臓、薬指は全身、小指は小腸といったように、指には各臓器とつながった経絡や筋肉のネットワークの経筋があります。そこでリングから出る中赤外線がそのような臓器や筋肉にも働きかける可能性が高いようです。
 次にこの指輪をしていると精神的に安定し、リラックスする効果があることも大学の脳波測定の実験の結果、確認されています。私たちの呼吸は、起きているときは1分間に12回、寝ると呼吸回数が増して18回になるのが理想ですが、不眠症のかたのほとんどは呼吸回数が多いのです。ところが、この指輪をすると呼吸数が減少します。つまり、肺活量が増加するのです。指輪をはめるだけで、血行が促進され、副作用もなく精神的に落ち着き、自然と眠れるようになるのです。

ストレスからくる不眠症に悩んでいたが、指輪をしたその夜からぐっすり眠れた
 三重県 小倉幸子(50歳・パート勤務)

 3年くらい前からでしょうか。いろいろなストレスがあって、眠れなくなりました。床についても2時、3時まで眠りにつくことができません。日中もイライラしてきて、ますますストレスがたまってしまいます。そこでついに病院へ行きました。先生に症状をいうと睡眠薬を出してくださったのです。私としてはあまり薬を飲みたくないと思っておりましたが、眠れないと翌日がつらいので、結局、睡眠薬に頼るようになってしまいました。体によくないと思いながらも、ほとんど毎日のように飲みつづけていたのです。
 平成7年の4~5月ごろだったでしょうか。歯に痛みが出てきたので、近所の歯医者さんに通うことになりました。昔からなじみのお医者さんなので、いろいろな話をしていると、先生が不眠症に効果がある指輪を考案したので試してみようということになりました。
 最初は半信半疑でしたが、先生は親指と薬指に指輪をしてくれました。その夜は薬を飲まずに床についてみました。すると、なんと驚いたことに、床についたらぐっすりと眠ってしまったのです。それからは不思議なくらいよく眠れるようになり、病院にも行きませんし、、睡眠薬も飲んでいません。
 不眠症の原因はいろいろありましたが、私の場合は、極度のストレスだったと思います。でもこの指輪をすると、なぜか落ち着くんですね。精神安定剤のようなものかもしれません。だからどんなときでも指輪をしています。

指輪をしてから、不眠症、冷え症、胃痛、生理痛から解放された
 三重県 倉田一代(49歳・パート勤務)

 夜、眠るのがこわいくらいでした。1時間くらい寝ると、目が覚めてしまい、また1時間くらい起きているという繰り返し。眠れない日が2日くらいつづくこともありました。ほとんど寝ずにいても、翌日は仕事ですから、もうふらふら。自分でもよく生きていられたと思うような状態でした。
 それから私の場合は、冷え症なので、寝ていても足が冷たくてたまりません。靴下をはいて寝るのですが、いつまでたっても体があたたまりません。起きたあとの布団って、ふつうは人のぬくもりが残っているものですが、私の布団は、人が寝ていたなんて信じられないくらい冷えていました。22歳で結婚してからずっと、こんな状態でした。検針すると毎年、胃が悪いということで再検査でした。体調の悪さはいっこうによくならず、23年間勤務していた仕事も辞めました。そのようなとき、知人からとてもいい指輪があると教えてもらったのです。平成7年の2月ごろです。つけてすぐに体があたたかくなっていくのを感じました。そしてその夜はぐっすり眠れたのです。以来、よく眠れるようになりました。
 また、いままでは生理痛がひどくて、生理の前後とその期間を通じて月のうち半分くらいは調子が悪く、腹痛に苦しんでいました。ところが、指輪をはめて1カ月も経過するころには、生理痛がうそのようにすっかりなくなっていました。ほんとうにこの指輪には感謝しています。

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