堀先生のおべんきょう塾「物質転換クリームmcについて」

 過去においては、天動説から地動説への転換が約2世紀もかかった例がありますが、ニュートン力学以降は、その多くの理論的欠陥にも関わらず、パラダイムシフトは現在まで行なわれていないのです。
 相対性理論がニュートン力学を変えたという科学者もいます。しかし、相対性理論を筆頭とするこれまでの科学常識の全てを覆し、ミクロ世界の本質を明らかにした量子力学への転換を図らなければ、現代科学が抱える矛盾を解決することはできないと思われます。
 こういった科学の矛盾が最悪の形で反映されているのが現代医学で、医学は物質先行型の西洋思想に傾考し、ミクロの記憶生命体エネルギーが人体の生理機能を統括している事に気付かず、組織や細胞を部分的に固定して観察・分析し、局所的な処置をする、言わば生きた体をロボットと見なすこの考え方や手法が、多くの問題を惹起していると思われます。
 「いや、医学はヒトゲノムなどミクロ現象を解明し、今現在は研究途上で様々な問題があるかもしれないが、やがて将来それらも克服して、安全で確実な治療法がきっと実現され、それができるのは科学しかない」と反論も有るでしょう。しかし、これは「ミクロ」の意味を本当に理解していないために生じる錯覚と誤解です。
 いったい科学は、ミクロの世界をどの程度まで検知できるのか。物質の究極にどこまで迫り、解明できているのか。超ミクロなもの、つまり素粒子の速度を上げる装置が「粒子加速器」です。粒子加速器にはリニアックという線形のものと、シンクロトロンというリング型のものがあり、線形のものは長さが長いほど、リング型のものは半径が大きいほど、素粒子の速度を上げることが可能です。少しでも性能のいい加速器を目指して、日本を始め、世界各地でより大きな装置を作ろうとしています。しかし、建設費が1基1兆円以上という巨額になるのが難点です。現在のところ、ドイツのHERAという大型円形加速器が、10-18cmの粒子を検知することが可能です。これは1cmの10億分の1のさらに10億分の1という極小ですが、最小ではありません。これよりさらに小さな素粒子の存在、クオーク、サブクオークが予言されており、超ミクロ世界の探求はまさに底なしなのです。なお、現在アメリカがテキサス州に建設中のSSCは、周囲が87kmもあるものですが、それが完成したとしても、最小の素粒子(クオーク)は検知できないことは既にわかっています。
 ミクロの世界はマクロの世界の宇宙と同様、どこまで行っても際限がなく、その実態を捉えることは、人智ではまず不可能なのではないだろうかと考えるのは私だけではないでしょう。
 ちなみに宇宙の広さは、一説では5,000~6,000億光年だと言われ、宇宙は無限大と言っても過言ではないので無理だとしても、極小方向のほうはいつの日か解明できかも知れないという夢を追い求めて、いつの日か水泡に帰すであろう努力と投資を続けているというのが正直なところ、科学の現状ではないでしょうか? しかし、努力と実行無くして結果は得られない。
 世界の頭脳と称されるライアル・ワトソンは、「科学はその目的を正当化できる根幹の部分を解かっていない。今後も何も解からないであろう。」と語っています。
 自然とは、一つの大きなネットワークです。万物はそれぞれ孤立して存在しているのではなく、空間に充満する記憶生命体エネルギーというエネルギーによって、全てが繋がっています。特に生物の世界は、DNAと深く結びついており、一つ一つのDNAが記憶生命体エネルギーを媒体として情報交換を行なっていると考えられます。また、万物個々の内部にもネットワークが形成されており、個体自身の調和と統合を図りつつ、成長、繁殖、種の存続等の生命活動が展開されています。
 植物の能力も、そういった当たり前の、自然の営みの発現に他なりません。
 空間を虚無(物理学的には真空)とみなしてきた現代科学は、生命体の意識生命体エネルギーが波動から生じ、波動によって伝播されるということに目を背けている感があります。
 動物の能力は言うまでもありませんが、無生物や鉱物にも、不思議なパワーが秘められています。人間の潜在意識に作用したり、健康効果をもたらすとして、水晶、麦飯石を始め、様々鉱物の研究がされ、チベット医学では薬として用いられていることはご存知の通りです。
 ワトソンがいうこの根幹の部分こそ、ミクロ世界の謎のことで、そこはあらゆる科学常識を逸脱する超常現象のカオスであるため、科学が暗在系としてサジを投げている世界です。
 ところが、その謎を解く鍵が、じつは「空間」というものに対する解釈の仕方にあるのです。
 空間とは、空っぽのことではないのです。現代科学は、空も無もまったく同じもの、数学的な表現でいうなら、単なるゼロ(0)と解釈してしまったのです。
 しかし量子力学は、宇宙空間もあらゆる物質の内部も、すべて空間が占拠しており、その実態は単なる空ではなく、極小微粒子がぎっしり詰まった状態であると説明しています。例えば、1cmの物質の塊(固体、液体、気体に関係なく)の中には、宇宙全体の星の数に匹敵する超微粒子が充満しているというのです。
 つまり厳密な意味での真空、言い換えれば無など存在しないわけで、空間は万物の母体であるというのが、量子力学のもう一つの主張なのです。
 現代医学が研究している遺伝子やDNAは、あくまで実態のある物質レベルのものです。しかし、その働きをコントロールしているものの正体は、そんなマクロレベルの物質ではなく、宇宙全体に非局所的、同時的に遍満する意識生命体エネルギー(波動)に他ならないと思います。そして、意識生命体エネルギーの実体、正体は、現代科学的な手段では捉えることは出来ないでしょう。
 仏教の代表的な経典の一つ、般若心教に、有名な「色即是空」「空即是色」のくだりがあります。「色」とは宇宙の森羅万象、つまり、あらゆる物質存在のことで、「空」とはズバリ空間のことです。なんと般若心経は、「この世の全てのものは空間から生じてくるもの」であると、簡潔明瞭に教えているのです。今からほんの1世紀ほど前に登場してきた量子力学が、ついに掴んだ宇宙の実相を、2000年以上も前の仏教がすでに知っていたとは、じつに驚くべきことで、カプラが量子力学は仏教思想に通ずるものと言ったのは、まさにこの事だと思います。
 結論を端的に言えば、生命は、物質の根源の、またその根源から生じてくるものです。私たちが健康や病気等、人体の現象も物質も通り超えた、いわば形而い上の世界からの、「ゆらぎ」の発生と深く関わっているように思われます。
 「ゆらぎ」とは、量子力学的に言えば、「粒子と反粒子が対生成・対消滅している現象、また、それによって生まれる空間エネルギーの状態」のことです。換言すれば、生命現象は全て実体のないものが作り出している現象であり、元来、「目に見えないものは信じない」西洋思想の、科学と言う名の宗教論で太刀打ちできるものではないと考えられます。現代医学にも良い所も確かに多く存在しますが、ウィルヒョウの細胞理論、メンデル・モルガンの遺伝理論がその科学的思考の典型であり、これらの理論を医療の根拠としている限り、現代医学では永遠に病気を克服することはできない可能性もあると思います。危険極まりない毒(薬品)や放射能(放射線)やメス(外科手術)で生命を脅かしたり、しばしば抹殺さえしてしまう現代医学に対し、私たちは、少なからず警鐘を鳴らすべきであると考えます。

 それでは、副作用もなく如何にすれば現代医学同様か、それ以上の効果を得る事が出来るか? 記憶生命体エネルギー、つまり、内なるエネルギーに付いて考えてみることにしましょう。
 そのエネルギーの回転軸になっているものの一つに「チャクラ」というものがあります。
 このチャクラに付いて考えていきたいと思います。チャクラに関しては、インドでは6~11、チベットでは5つあるとされています。チャクラの存在する身体に関しては、エーテル体、アストラル体、メンタル体という具合に、教義によって相違があります。ヨーガでは、クンダリーニと共に肉体(生気鞘)の一部とされています。従って、死後は肉体と共に壊れ去ってしまうと説明してあります。チャクラに関しては、肉体、エネルギー体、オーラ、外部のエネルギー、各々のエネルギーの交流と授受というのが一般的に考えられているチャクラの機能や働きです。また、チャクラは、回転し、開閉を行ないながらエネルギーの調整を行なっています。チャクラが不調、もしくは、不活性、または、エネルギーが滞った状態の場合、それに関連したチャクラを中心にエネルギー体と肉体、オーラに障害が現れるとされています。チャクラを活性化することで能力が開発されるとも言われておりますが、教義や能力者等によって、大きな意見の相違が見られます。

 チャクラは輪とか車輪というサンスクリット語で、意識生命体エネルギーの中心と言えます。大脳から脊椎基底部の7カ所に存在すると考えられ、人間の生命は7つの車輪が絶えず回転し、人の生命を制御し進展させていると考えられていると言われています。

チャクラの図
 このように、基本的に7つのチャクラが体の中にあり、そして、多数の神経系が各7つのチャクラに繋がり、肉体をコントロールしていると言われています。
 チャクラにおける記憶生命体エネルギーは、物質世界の能力ではなく、第1~第5チャクラに関しては生命科学論におけるアストラル界において発揮される能力、第6~第8チャクラに関してはアストラル界から物質界に働きかける能力ではないかと考えられています。

■クンダリーニ
 ムーラダーラ・チャクラに宿っているエネルギーとされています。
 覚醒すると、脊柱にある霊的な導管を通って頭頂部に至ります。
 導管は、ムーラダーラ・チャクラを起点にして、脊柱の部分に、左右にそれぞれイダー管、ピンガラー管、真ん中をスシュムナー管という霊的導管が通っており、アジュナー・チャクラの部分で再び合流し、サハスラーラ・チャクラを終点としています。

■クンダリーニの覚醒(上昇)
 ムーラダーラ・チャクラ内に眠っているクンダリーニが覚醒すると、スシュムナー管を通ってサハスラーラ・チャクラまで上昇していきます。その際に様々な体感や体験を致しますが、人により相違があるそうです。覚醒(上昇)と言っても一様ではなく、また、大抵の場合、一部が目覚めたのみに過ぎず、完全な覚醒には至っていないそうです。また、クンダリーニの上昇が不完全な状態でも、神秘的な体験を致しますが、それを至高体験と勘違いする人も多いので気を付けて下さい。いずれにしても、クンダリーニの上昇が霊的覚醒の助けになる事は確かで、それによって最高の潜在能力を呼び覚ますことにも繋がるそうです。
 ただし、チャクラが不活性、または、不安定な状態、もしくは、エネルギーが滞っている状態で、クンダリーニの覚醒が起こった場合、チャクラやエネルギー体の損傷、精神や神経の障害などを引き起こすことがあるそうです。

※クンダリーニの上昇を無理矢理行なおうとする行為は非常に危険です。

■クンダリーニの考え方
 様々な解説がされていますが、そのごく一部を紹介致します。
 アパーナ気とプラーナ気とが、意志の力を借りて結合すると、ムーラダーラ・チャクラ内で精妙な光が生ずる。これがクンダリーニと言われます。霊的な光(中国)、炎の蛇(西洋)、大宇宙の電気的エネルギーと同じ物で、光より速く伝わる(神智学)、燃えながら輝く火輪で、スシュムナー管の中を色を変えながら蛇のように這い上がり、各チャクラを照らし出してその働きを明らかにしつつ頭頂部のサハスラーラ・チャクラに達する。

 図に示したチャクラは、後ろから見た図です。脊椎の左側にイダー気道、右側にピンガラー気道があります。また、分かりやすく見るための図で、チャクラの色や形は実際の物とは違います。

チャクラ名称元素基語肉体部分内分泌腺対応色ツボ属性瞑想の効果ヤントラ主宰神
サハスラーラ
Shasrara
純粋意識原理ヴィサルガ(パラムシヴァ)頭頂部松果腺前頭葉百会 解脱満月パラ・ブラフマン
ソマ・チャクラマナスチャクラの少し上。心理作用と超意識状態に関係する器官。微細身やサハスラーラに付属した器官ですが、チャクラのように見えるために、その名が付けられたとされています。
マナス・チャクラサハスラーラ・チャクラとアージュナー・チャクラの間。音、触、色、味、香に関する知覚と夢や無意識に至るための器官。
アージュナー・チャクラ
Ajna
大いなる実在原理オーム眉間、または、額脳下垂体後頭葉、頭頂葉、側頭葉白毫 現世での成功楕円リンガ
ヴィシュダ・チャクラ
Vishuddha
ハム甲状腺第3脳室を含む間脳簾泉雄弁さと知識パンチヴァクトラ
アナーハタ・チャクラ
Anahata
ヤム心臓、または、胸の中央胸腺中脳、視床、視床下部だん中高貴さと識別智六角形イシャーンルドゥラ
チャンドラ・チャクラへそのやや左上。膵臓と脾臓の近く。膵液の分泌に関係している。
スーリヤ・チャクラへそのすぐ上。肝臓の右側。性質は火元素。上記のチャンドラ・チャクラと共にサマーナ気の力を借りて食物の消化作用を助けています。
マニプーラ・チャクラ
Manipura
ラム(RAM)へそ脾臓小脳水分学問と才能三角形ヴリハドゥルドゥラ
スワディシュターナ・チャクラ
Swadhishthana
ヴァム腸、または、仙骨副腎脳橋関元詩情とヨーガ半月ヴィシュヌ
ムーラダーラ・チャクラ
Muladhara
ラム(LAM)肛門、または、尾てい骨生殖腺延髄会陰知識と健康四角形ブラフマー

 掻い摘んで書きました。以上です。