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中部経済新聞「メディカルニュース」に顎関節症治療についての掲載

ck ■顎関節症に新療法──足首の捻挫も原因、筋肉マッサージが有効
 口の開閉時に(あご)ががくがくしたり開きにくい、かむと痛くて食べられない──といった顎関節症について、一般的な治療法である外科手術に異論を唱える歯科医がいる。三重県鈴鹿市の歯科医・堀泰典さんで、このほど大阪で行われた日本顎頭蓋機能学会で、独自の治療による臨床例をビデオなどで紹介した。
 顎関節症の治療は、これまでスプリント療法やマウスピースなどによる保存療法や顎関節頭剥離手術などが行われている。しかし、堀医師は学生時代から学んでいた東洋医学をベースに独自の治療法を考案した。その方法とは、患者の筋肉が(ゆが)んでいるところや固くなっているところを元に戻したり、指でほぐすなどの療法で、具体的な成果が出ているという。同医師が治療した800例に及ぶ症例では、症状の出ているあごの周辺から遠く離れた遠隔部位の異常や足首の(ねん)挫、手足の突き指、骨盤異常、鞭打ちなどによる筋肉のゆがみが、「筋経絡」と呼ばれるつながりを通してあごに影響し、慢性筋肉疲労などとともに顎関節症の原因になっている症例が多いとしている。明らかに慢性筋肉疲労が原因とみられるものは症例の大半を超え、かみ合わせが原因と思われるのは、わずかに2例だった。
 堀医師はこれまでにも学会で、顎関節症に遠隔部位の異常が関わっていることを発表したが、半信半疑の歯科医師が多かったため、今回は実写ビデオを使って紹介した。その内容は、手術を受けたにもかかわらず症状の改善がほとんど見られなかった症例が、足首の捻挫を治しただけで著しく改善したケースや、口の開閉時に発生する額関節音に(むち)打ち症が深く関わっている場合があること──などで、出席した医師の話題を集めていた。
 「顎関節症の原因は多岐にわたっており、遠隔部位が原因で起こる顎関節症は下顎位が正常時と異なっている。遠隔部位の治療をしないまま対症的にスプリント療法や手術を行い一時的に症状が改善されたからといって、この状態で中心咬合位(かみ合わせ)を求めるのは、その症状以外にも他の疾病を引き起こすことさえあり、大きな過ちである。我々歯科医師はこうした目で全身をとらえ、医療費削減を考えるべきだ」と話している。

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