扶桑社「週刊スパ」2016年4月5日号に記事掲載

■梅醤番茶
不摂生な生活から、慢性的な下痢と腰痛に悩まされているライターR(35歳)。疑り深い性格で、よほどのことがないと病院にも行かないRだが、飲み始めて2日目。朝目覚めると、目の周りが腫れぼったく、いつもより目やにが多く出ていた。だが30分後には腫れはほとんど引き、視界良好、すこぶる快調。デトックス効果なのか? 次の日は気力が漲り、2週間溜めていた洗濯を済ませ、家もすみずみまで掃除。4日目以降は気力も回復し、遅々として進まなかった執筆作業もはかどるように。1週間後には、なぜか腰痛も解消。疲労回復効果は確かに感じられた。

疲労回復効果に加え、腰痛や神経痛、貧血や冷え性、下痢などの改善が期待されるという梅醤番茶は民間療法としても有名。番茶をベースに、梅干しと少々の醤油と生姜を加えて混ぜるだけの簡単なレシピで作成可能。

■山芋~ニンニク~ニラ
外出すると、途中喫茶店で休まないと体力がもたないほど疲れやすいライターT(33歳)が、切実な思いでこの方法に挑戦(10日間)。まずはお徳用のニンニクチューブを買って、3日に1回のペースで料理にたっぷりと使う。その翌日はスーパーで売っている「ニラもやしパック」を買って、醤油で炒めておかずにした。3日目の山芋はすりおろすのが面倒だったので、松屋の朝定食にとろろの小鉢を付けることにした。そうした1クールが過ぎた頃、いきなり朝勃ちしたが気のせいと思いスルー。だが5日目からは明らかに変化が。朝8時から夜11時まで取材で歩き回っていてもまったく疲れない。夜になると疲れてすぐ寝てしまう生活が嘘のように変わり、10日を待たず効果を感じた。

いたって単純、スタミナがつくといわれる食材の代名詞でもあるニラとニンニクと山芋を一日1食ずつ、ローテーションしていくだけ。食べる量やタイミング、調理法は問わないお手軽さが売りだそうだ。費用の高さが難点。

■解説
「梅干し・醤油・番茶の組み合わせは間違いなく血流改善に繋がる。疲労回復だけではなくダイエットにも効果的。山芋・ニンニク・ニラはどれも新陳代謝を高める作用のある食材なので精力や疲労の改善にはよいでしょう」(堀氏)

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