おわりに

 「病とは心身のゆがみやひずみ及び矛盾の自己表現であり、それ自体が合目的な本能で問題を解決しようとする営みそのものである」。私は病気をこのように定義したいと思っています。我々がこの世に生を得たのは自己矛盾を如何に克服するかが目的かもしれません
 快川国師という有名な禅のお坊様が、織田信長の逆鱗に触れ、楼門の上に縛り上げられて火炙りの刑に処せられました。その時に焼死させるための火守役人が「坊主、熱いか。熱ければ手加減してやるぞ」と聞いたといいます。その時、快川国師は「安禅必ずしも山水を用いず、心頭を滅却すれば火も自ら涼しと言い残し、助けを請う事もなく、焼死されたという有名な出来事があります。
 快川国師は恐らく、息の絶えるまで感覚的には熱いと感じていたでしょうが、苦しいとは感じておられなかったのではないでしょうか。人は心の持ち方、置き所一つにより人生が変わるのではと思います。
 人は必ず生を終えます。この世は所有権は何も無く使用権だけだと思います。時間も、土地も、家も、お金も、この世を去る時には何も持っては行けません。もし持って行けるものがあるとしたならば、それは「徳」だけではないだろうかと、自問自答している私がいます。人生は今を生きているのであり、「いま」の「い」が過ぎれば「ま」が来る。自分自身以外の人の為に「ま」を見据えて生きるもこれまた一興かも。人類の方々が、一先ずはお幸せに生きる手助けが出来ればと思います。

2001年9月

 本書を出版するにあたり、ご尽力頂いた、玉村自様、原井茂行様に感謝の意を込めさせて頂きます。
 朝川一行拝す

■著者プロフィール

朝川あさかわ一行かずゆき(栄養科学博士) 1953年7月9日福井県武生市に生まれる。

 マクロビオテックとの出会いから食養学への道に進み、実践体験を通じて東洋医学・現代医学・分子矯正医学等を学ぶ。近年は、生命エネルギーの研究に入るかたわら、人間はいかに生かされ生きるべきかを追求。常に、新しい予防医学を目指す。
 1993年、ロシアウクライナ科学アカデミー招聘によりチェルノブイリ被害者救済プロジェクトに参加。
 専門は、生活習慣病と毛髪分析、ミネラル栄養療法による栄養指導、生体の波動測定カウンセリング等、多方面に渡る。
 現在、全国各地を講演活動に勤める。なお、21世紀に向けて、本物を見極める考え方とその方法「成功へのキーワード(波動的思考法)」、「若さと生きがいの栄養療法」、「Oオーリングテストの実践と応用」等をサクセスしていく朝川塾を全国各地で開講。
 ユニークでエネルギッシュ、内容をわかりやすく本音で迫る講演は熱烈なファンが多い。

・著書
 「波動を知れば、生きる勇気が湧いてくる」自分流選書
 「バイオ・ウェーブ・パワー」古川書房
 「さらさらの血液が健康をつくる」産学社

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