堀先生のおべんきょう塾「腹部脂肪について」

 何故、腹部に脂肪がつき易いのか。
 お腹は非常に動かしにくい場所であり、血液循環が悪い組織でる。また、年と共に背中が曲がり猫背状になってくる。これを「デプレッションC」という。(よくご高齢者が腰が曲がり杖や乳母車を押した方が歩きやすいのは重心が身体より前方に出ており、倒れないために一歩踏み出す時に杖もしくは乳母車がそれを防止するように働き歩行をしやすくする。)
 これは、生まれた時から上向きに寝る農耕民族には特に起こりやすい現象である。(クワですく、耕すなどの農作業を長らくされておられる方はデプレッションCになり易い。)
 生後まもなく人は物をつかもうとして弓を伸ばし身体を起こそうとする。この生まれながらにして行なう自然な繰り返しが、腹筋群の収縮を仮し筋肉を鍛えるのである。その結果、腹筋群が背筋群より強くなり、慢性筋肉疲労に陥ると体全体を弓のように背骨を前方に曲げるカとなる。つまり、弦が腹筋群、背筋群と背骨が弓という関係に当たる。
 弓のように曲がった時、体液循環が著しく低下するのが腹部である。弓の場合は弦を後ろに引くが、慢性筋肉疲労に陥った筋肉は縮み血管を圧迫するため、より一層体液循環を阻害することになり悪循環を繰り返すことになる。
 体液循環が悪くなると心臓から押し出される動脈には強い力があり血液を運ぶが、静脈は力が弱く運ばれてきた老廃物を静脈から運びさりにくくなり水浸しの状態になる。(これがムクミの原理である)
 すると、そこの脂肪細胞が栄養素を脂肪に換えて貯えるようになる。つまり、ムクミが多かれ少なかれ起きた後に肥満が起こるのである。
 よって、ムクミをとれば肥満にならない。
 ストレスの多い人は、筋肉が緊張し何時しか全身の筋肉が慢性筋肉疲労に陥ってしまうが、それも、腹筋群の方が筋力の関係で慢性筋肉疲労度合いが大きいことになる。
 それを軽減するために、腹筋群の弛緩目的で無茶食いをする刺激で代用するために過食に陥り肥満を助長する。
 拒食症も原理は同じでどちらのパターンをとるかの違いであり、過食と拒食は同じ物と考えてよい。
 どちらも腹筋部と背筋部を長くモムことで解消される。
 また、皮下脂肪がついてくると、内臓にも脂肪がついてくる。これは主に拝臓を傷つけないためであるが、内臓脂肪が多くなるとお腹がせり出してくる。これは、内臓は腹筋群と脂肪と表皮で覆われこれらとのバランスの上につり合っている。
 内臓の筋肉が多くなると腹筋群が弛顧しお腹がせり出してつり合いの取れるところで止まる。しかし、腹筋群が弛緩したとは言え内臓で圧適されているため、体液循環の促進には至らない。例えば、貴方(50kg)が地球を歩けるのは貴方が50kgで地球を押し、地球が貴方を50kgで押し返してバランスが取れているからである。もし、地球が50kg以上で押し返したら貴方はトランポリンで跳ねているように歩くことになる。
 同様にお腹が出てきた圧力に見合う圧力で腹筋群と脂肪と表皮が押し返しているのである。これが進むと横腹にも内脱が押し出され横腹にも脂肪がまいてくる。つまり、内臓を傷つけないために内臓に脂肪がつき、外的泡刺激を軽減するために皮下にも脂肪がついてくる事になる。言い換えれば、脂肪は内臓の外的刺激に乗する防御壁の役割を担っている。事実、頭や胸には骨があり外的刺激に対して守られているため脂肪がつきにくい場所である。頭部が肥満という方は存在しない。
 つまり、内臓の圧力が少ないほど体液循環が促進されることになる。つまり、お腹が出ている人はお腹から脂肪がなくなる前に、お腹からムクミが軽減し体重に変化はないがベルトが1穴小さくなった等の現象が起こり、次いで内臓の脂肪から燃焼されることになり、圧力を抜くように作用する。
 その時に大切なことは内臓に体液循環が促進されなければならない。その為には、内臓を引っ張っている筋肉の紐を弛緩させなければならない。その方法として、お腹の按摩、マッサージが大切である。例えば、風船を押してゆっくり戻すと風船はゆっくり元の形に戻る。それをすばやく戻すと、風船は跳ね上がりながら元に戻る。つまり圧力を運動エネルギーに返還したことになる。つまり、この様に圧迫しすばやく戻すことによりエネルギーが変換され筋肉が弛緩され易くなる。
 よって、体液循環が促進され脂肪成分を含む栄養分が流れやすくなり、それを捕えた褐色脂肪細胞が脂肪を燃焼させ体重減少につながるのである。

Copyright © 2008-2021 dr-hori.com. All Rights Reserved.